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【エリアレポートvol.15】東京の北の玄関口!働き世代に人気の「池袋駅〜田端駅」エリア周辺レポート

2024/05/07 Q&A

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東京北側の玄関口、「池袋・大塚・巣鴨・駒込・田端」について、細かくリサーチしてみました!

池袋〜田端エリアの特徴

 

 

 

  • JR山手線をはじめとする主要8路線が乗り入れた好アクセスエリア
  • エリアの大半を占める豊島区は単身の働き世代の割合が高め
  • 大型商業施設が立ち並ぶ池袋駅は娯楽やショッピングが充実
  • 大塚駅〜田端駅は下町の雰囲気が残るノスタルジックな街

 

池袋〜田端エリアは、東京三大副都心のひとつである池袋駅を中心としたエリアです。池袋駅は、埼玉・東京北西部郊外と都心を結ぶ北の玄関口。鉄道4社8路線が乗り入れる非常にアクセスの良い駅です。

池袋駅直結の、東武百貨店や西武池袋本店を中心とし、パルコやルミネなどの若者に人気のファッションビルが集まっています。また、水族館や展望台が人気のサンシャインシティは、池袋のランドマークとして、常に多くの人で賑わうスポットです。

 

一方で、池袋から少し離れた、大塚・巣鴨・駒込・田端周辺は、落ち着いたゆとりのある雰囲気。整備された公園や、文化施設、商店街が充実しており、ファミリー層にも住みやすい印象です。

都心部へも乗り換えなし!利便性の高いエリア

 

 

池袋〜田端駅エリアの中心となる駅は、8路線が乗り入れる「池袋駅」です。新宿駅、渋谷駅に次いで、利用者数は世界第3位。東京北西部・埼玉方面のベッドタウンと、東京都心部を結ぶターミナル駅の役割を果たしています。

 

「巣鴨駅」に乗り入れている「都営三田線」と、「駒込駅」に乗り入れている「東京メトロ南北線」は、都心部のオフィス街にアクセスの良い路線です。東京の主要駅を円環状につなぐ「JR山手線」と、都心を縦断する各路線が利用できるので、利便性の高いエリアだと言えます。

 

「田端駅」から「品川駅」までは、山手線と並行して「京浜東北線」が走っています。住みたい街アンケートで上位に位置する、横浜駅や大宮駅、浦和駅など、郊外の人気エリアを包括する路線なので、利用者数が多く、混雑率も高めな路線です。

 

「大塚駅」に直接接続されているわけではありませんが、すぐ近くに路面電車である「都電荒川線」の「大塚駅前駅」があります。早稲田〜三ノ輪橋を結ぶ、地元の方々の足として利用されている路線です。停車区間には下町情緒が楽しめるスポットが点在しているので、観光に訪れる人にも親しまれています。

 

 

池袋〜田端駅から、主要ターミナル駅までの所要時間は以下のようになります。

※()内の乗り換え数は、最短回数を表しています。所要時間は時間帯によって前後することがあります。

 

「池袋〜田端」エリアの家賃平均を比較

池袋〜田端エリアの家賃相場を周辺エリアと比較して見ていきます。

23区で比較すると、文京区は平均よりもやや高め、豊島区はちょうど平均くらい、北区はやや低めの相場で推移しています。

各駅に注目すると、意外にも池袋駅より、大塚駅・巣鴨駅・駒込駅の方が相場は高めです。

池袋の繁華街からやや離れた、落ち着いたエリアの方が、住環境としては人気があるのかもしれません。

 

 

※ライフルホームズ2021年3月現在(駅徒歩10分以内賃貸物件の平均賃料を軸としています)

「池袋〜田端」エリアの居住者特性

池袋〜田端エリアは、豊島区・文京区・北区に含まれるエリアです。

豊島区と文京区は、昼間人口よりも夜間人口が少ない、「働きに行く街」である一方で、北区はやや昼間人口の方が少ない「住宅都市」です。

特に、豊島区は人口密度が23区内で一番高く、働き盛りの人口の転出入が多い傾向にあります。若者を中心として、賃貸需要が常にある地域です。

 

 

<一般世帯平均人員と男女比>

 

<人口当たりの年齢構成比>

 

<世帯人員別一般世帯数の割合>

 

<配偶関係>

 

<住居の状況>

※平成27年国勢調査小地域集計東京都を元に作成しました。

 

 

池袋〜田端エリアの居住者層において特徴的な点は、「単身世帯が多い」、「賃貸に住んでいる割合が高い」、「働き世代の割合が高い」「男性が多い」と言えます。

「池袋〜田端」エリア周辺施設

池袋駅周辺は、大型商業施設や飲食店で賑わう繁華街です。ショッピングや娯楽には事欠かない反面、治安があまり良くないエリアもあります。一方で、大塚〜田端は、自然豊かな公園や文化施設が多く、池袋と比べると落ち着いた雰囲気があります。下町情緒が残る商店街には活気があり、単身者にもファミリーにも住みやすさを感じる街です。

 

 

<ショッピング>

・池袋駅

老舗百貨店や若者に人気のファッションビルが多数立ち並ぶ池袋駅は、常にたくさんの人で賑わっています。商業ビルが駅に直結しているので、駅の中だけで日用品や食料品の購入ができるのも便利です。その他にも、「ドンキホーテ」、「ビックカメラ」、「ヤマダ電機LABI」などの量販店も駅から近い場所にあり、大抵の物は揃います。

 

▲東口エリアに位置する「西武池袋本店」。ハイブランドから日用雑貨、デパ地下の食品やレストランも充実しています。

 

▲「池袋パルコ」は、駅直結の本館の他に別館も。ファッションからアートまで、若者のトレンドを発信する商業施設です。

 

 

・大塚駅

賑やかな池袋駅と比べると、1駅離れた大塚駅はやや穏やかな雰囲気。駅中にはJRの商業施設「アトレヴィ」が併設されており、食料品からファッション・雑貨まで日常に必要な買い物が揃います。駅周辺には、商店街や小規模スーパーも充実しています。

▲駅南口を出て路面電車の停留所を渡ったところにある「サンモール大塚商店街」。レトロな飲食店や、スーパーが所狭しと並びます。

 

 

・巣鴨駅

巣鴨駅の北口から足を伸ばすと、おばあちゃんの原宿として有名な「巣鴨地蔵通り商店街」に行き着きます。ドラッグストアやカフェ、洋品店やレストランなど、小規模なお店が並ぶ活気のある通りです。

▲巣鴨駅から徒歩約5分にある巣鴨地蔵通り商店街。地元の方だけでなく、観光地としても親しまれています。

 

 

・駒込駅

「六義園」や「旧古河庭園」など歴史ある庭園があることで有名な駒込駅。駅周辺には、ドラッグストアや、深夜まで営業している小規模スーパーが揃い、帰宅後の買い物にも便利です。

 

 

・田端駅

田端駅の北口にある駅中商業施設「アトレヴィ」には、食料品店や日用雑貨、カフェなどが入っています。対して、やや駒込駅寄りにある「田端銀座商店街」は、昔ながらの商店が軒を連ねるノスタルジックな商店街。田端駅周辺には大きなスーパーはありませんが、小規模スーパーが多数あるので、食材の買い出しには困らないでしょう。

 

 

 

<自然>

・南池袋公園

池袋駅東口から徒歩約5分。都会の中心に、突如現れる芝生公園です。周囲で働くビジネスマンや学生たちのオアシスとなっています。小さい子どもが遊べる遊具も設置されており、芝生でのんびりピクニックを楽しむ家族連れの姿も見られます。

▲晴れた日にはピクニックを楽しむ親子や周辺の会社員たちが集う憩いの場に。公園内ではカフェも営業しています。

 

 

・食と緑の空中庭園

西武池袋本店の9階に広がる「食と緑の空中庭園」には、画家クロード・モネの「睡蓮」にインスピレーションを得て造られた「睡蓮の庭」があります。空の雲や、四季折々の木々が美しく水面に映える工夫が施された美しい庭園です。

▲同じ9階フロアには、屋外のフードコートエリアがあり、青空の下で食事を楽しむことができます。

 

 

・六義公園

駒込駅から徒歩約8分。六義園のすぐ隣に併設された公園です。自由広場、幼児用エリア、冒険遊びエリアに別れており、幼児から小学生まで遊べる空間になっています。

▲2019年にリニューアルオープンした園内は、駐輪スペースやお手洗い、テラスが整備され、使い勝手に配慮されたデザインに。

 

 

・染井吉野桜記念公園

JR駒込駅北口改札を出てすぐにある公園。ソメイヨシノ発祥の地を記念して「染井吉野桜記念公園」と名付けられました。園内はそれほど大きくはありませんが、桜の季節に一斉に咲き誇るソメイヨシノの姿は必見です。

▲桜のシーズンには、巣鴨駅の商店街なども絡めたお祭りが行われ、辺り一帯たくさんの人々で賑わいます。

 

 

 

<文化施設>

・サンシャインシティ

ショッピングモールの他に、水族館やプラネタリウム、ナンジャタウン(屋内型レジャー施設)などが入った大型複合商業施設。デートスポットとしても人気です。

▲施設内では、様々なイベントが開催されており、いつも大勢の人で賑わっています。

 

 

・東洋文庫ミュージアム

駒込駅より徒歩約8分。一般の方々に広く東洋学について興味を持ってもらうことを目的としたミュージアムです。併設された「オリエント・カフェ」は、美しい庭園を眺めながら食事が楽しめる人気スポット。小岩井農場産の新鮮な食材を使ったメニューが評判です。

▲東洋文庫ミュージアムでは、日本で一番美しい本棚と名高い「モリソン書庫」を見学することができます。

 

 

・田端文士村記念館

田端駅から徒歩約2分。田端で活躍した文士・芸術家の功績を記念し、平成5年に設立されました。小杉放庵・芥川龍之介・萩原朔太郎などの作品資料の展示や講演会など、さまざまなイベントが行われています。

▲毎月開催されるイベント「田端ひととき散歩」は、田端文士・芸術家たちのゆかりの地を歩きながら、生い立ちや業績、交友などを学べるイベントです。

 

 

 

<神社>

・天祖神社

大塚駅から徒歩約3分。サンモール大塚商店街の入り口を抜けると、鳥居とともに大きな銀杏の木が目の前に現れます。境内にある銀杏の大木は、「夫婦銀杏」と呼ばれ、縁結びの御神木として地域の人々に親しまれています。

▲鳥居の右横には、お乳を与えている「子育て狛犬」という珍しい狛犬に出会うことができます。

 

 

・真性寺

巣鴨駅より徒歩約8分。巣鴨地蔵通り商店街の入り口の前に位置します。江戸六地蔵3番のお寺として知られており、見応えのある大きなお地蔵様が鎮座しています。

▲巣鴨といえば、とげぬき地蔵の高岩寺が有名ですが、真性寺も合わせて訪れておきたい名所です。

 

 

 

<病院>

エリア周辺にある総合病院・大病院は、以下のようになります。

 

・長汐病院(池袋駅から徒歩約5分)

・関野病院(池袋駅から徒歩約10分)

・一心病院(大塚駅から徒歩約3分)

・東京都立大塚病院(大塚駅から徒歩約10分)

・東京都立駒込病院(田端駅から徒歩約15分)

 

 

 

<行政サービス>

池袋駅東口から徒歩約9分のところに、豊島区役所があります。3階の総合窓口は、土日も営業しているので、平日に休みが取れない方にも便利です。また、大塚駅より徒歩5分に位置する「豊島区東部区民事務所」では、駒込・巣鴨エリアの住民を中心に行政サービスを提供しています。こちらは、土日は閉館となっていますので注意が必要です。

 

・警察署

繁華街である池袋駅周辺には、交番が5件と、東口に池袋警察署があります。昼間の治安は心配ありませんが、夜の店が多い場所なので、夜遅くに出歩くのは控えた方が良いでしょう。池袋〜田端エリアには、池袋警察署の他に、大塚警察署・巣鴨警察署・駒込警察署があり、防犯予防に力を入れています。

まとめ

池袋〜田端エリアは、大型商業ビルが立ち並ぶ繁華街のエリアと、昔ながらの活気ある商店街文化が根付いたエリアに大きく分けられます。

アクセスの良い池袋駅がエリア内にありながら、山手線の駅では家賃が低めなので意外な穴場。

利便性が高く、買い物環境も申し分ないので、単身者・ファミリーともにおすすめの好立地エリアです。

 

 

【筆者:㈱ワイズアカデミー】

2021.4.2掲載記事

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