・ベットタウンとして落ち着いて住みやすい街「与野」。

・さいたまスーパーアリーナや、大型ショッピングモールもあり、開発が現在も進む「さいたま新都心駅」。

・埼玉一のターミナル駅でいつも活気がある「大宮」。

・埼玉の中でも交通利便性が高いエリアであり、商業施設も多く、自然も豊か。

・都会と田舎のいいとこ取りで、教育環境の良さから子育て世代のファミリー層に人気のエリア

東京駅までは約40分。ベットタウンとして、交通利便性の良い「与野・さいたま新都心・大宮」エリア。自然の豊かな再開発エリアとして、治安もよく、住みやすいとファミリー層に人気のエリアです。

有名アーティストのライブのあるさいたまスーパーアリーナ、大型ショッピングモールや高層ビルの建ち並ぶ「さいたま新都心」駅周辺は、綺麗に整えられ人工的な街並みですが、少し離れると閑静な住宅街となります。

このエリアは、駅から離れた住宅街はのどかで、大きな公園やサッカー場、野球場などが多くあります。また、畑など田園風景もあり、日本一長い参道を持つ氷川神社といった、歴史と自然を感じられる落ちついたスポットも多くあります。

実はこのエリアのあるさいたま市は、人口増が全国でもトップクラス。SUUMO住みたい街ランキング2024では、1位の横浜に次いで、大宮は2位となるほど住みやすさで人気のエリアとなります。

関東の都市部にいながらも自然を多く感じられることの他に、人気の理由のひとつに教育環境の充実もあります。さいたま市は、保育施設の増加と、保育士への支援から令和4年に待機児童0を実現しています。他にも、図書館が多いことや、小学校から英語教育を取り入れていることで、子育てに熱心なファミリー世帯が移り住んでいるのです。

都内よりも安価に住めること、リモートワーク前提の家選びという流れもあり、都内近郊であれば比較的住みやすいと人口流入が続いている注目のエリアといえます。

この「与野・さいたま新都心・大宮」エリアを通るJR京浜東北・根岸線は、埼玉県の大宮から神奈川県の大船まで結ぶ路線です。正式には、大宮から東京を経由し、横浜までが東北本線となります。この路線と、横浜～大船間を結ぶ根岸線が一体となって運行し、京浜東北線と呼ばれています。都心、神奈川のほとんどの主要駅を通る便利な路線です。

このエリアの中でも特に大宮は、交通の要所です。JRの路線は、大宮を通じて東京・上野・新宿・池袋など、主要のターミナル駅と直結し、通勤や通学にとても便利です。更に、上越新幹線など多くの新幹線が大宮を発着点としており、全国各地へのアクセスも容易となっています。

その大宮の隣駅であるさいたま新都心駅は、3路線使えてこちらも交通の便はとても良いです。JR高崎線（上野～高崎）とJR東北本線（上野～盛岡）を使うことができます。

与野駅は、JR京浜東北・根岸線の一路線のみとなります、しかし、ターミナル駅大宮まで２駅で４分と近くに位置しているため、与野駅もアクセスは非常に良いといえます。

エリア内各駅から、主要ターミナル駅までの所要時間は以下のようになります。

※（）内の乗り換え数は、最短回数を表しています。所要時間は時間帯によって前後することがあります。

続いて、与野・さいたま新都心・大宮エリアの家賃相場を周辺エリアと比較して見ていきましょう。

このエリアの家賃は、都心と比べ比較的安価です。その中でも、さいたま新都心駅は人気で、エリアの中では平均家賃が一番高くなります。理由としては、駅近くに商業施設が集中し、綺麗に広々と整えられ、交通アクセスも良いため、家族連れや女性の1人暮らしにも住みやすいといわれているからです。

※ライフルホームズ2024年9月現在（駅徒歩10分以内賃貸物件の平均賃料を軸としています）

参照：https://www.city.saitama.lg.jp/006/013/006/001/p055249_d/fil/kekkanogaiyou.pdf

さいたま市の人口増加の要因としては、交通アクセスの向上、住環境の整備、地域の魅力、生活環境の充実があげられます。また、自然がとても豊かです。さいたま市にある盆栽村は、盆栽に適した土壌をもとめて移り住んだ職人や技術者が集まってできたともいわれます。

また、開発エリアとしてさいたま新都心周辺は、首都東京の重要な役割の一部を引き受けるべく東京の近郊都市としても機能を有するエリアです。大手企業が拠点をもち、県内有数のビジネス・商業拠点へと進化した地域でもあります。さいたま新都心駅の利用者は、まちびらきが行われた2000年から2020年までに、およそ2倍以上にもなっています。

「与野・さいたま新都心・大宮」エリアは、10区あるさいたま市の中で大宮区、中央区、浦和区をまたがったエリアです。自然と調和し整えられている再開発エリアとして、注目を集めています。

＜一般世帯平均人員と男女比＞

＜人口当たりの年齢構成比＞

＜世帯人員別一般世帯の割合＞

＜配偶関係＞

＜住居の状況＞

※令和2年国勢調査小地域集計埼玉県を元に作成しました。

与野・さいたま新都心・大宮エリアの居住者層において特徴的な点は、「3人以上世帯」が比較的多いことです。「有配偶」、「持ち家」も23区より大幅に多いです。

人口が増えるこのエリアに移住するファミリー層が多いことがわかります。

＜ショッピング＞

・与野駅

与野駅周辺には、ベーカリーやドトール、コンビニや飲食店があり、便利です。駅から少し足をのばすと、ビバモールさいたま新都心や24時間営業の西友、ヤオコーなど商業施設が複数あり駅前は綺麗に整えられています。

▲与野駅から徒歩5分。ディスカウントスーパー、スポーツ用品ゼビオ、サイゼリア等飲食店やカフェも入っている。

・さいたま新都心駅

さいたま新都心駅東口には、大型のショッピングモール「コクーン」があり、若い人や家族連れで賑わいます。衣料品や飲食店、家電、書店や映画館もあり、ほぼ全ての買い物や用事を済ませることができます。

また、駅周辺は綺麗に整えられています。高層マンション群やホテルなど高層ビルが建てられている一方で、けやき広場といった緑を感じられる公園もあります。

▲駅前は、大型商業施設が多く、整えられて開放的な景観。

・大宮駅

大宮駅は、駅改札構内にはエキュートがあり、フードコートやお土産のグルメも販売しています。駅からは直結で「ルミネ」「マルイ」といったファッションビル、百貨店の「そごう」、少し歩くと「高島屋」、ビックカメラなどがあり、ショッピングやグルメにはとても充実しています。

また、大宮駅東口は、埼玉県内一といわれる「大宮銀座通り商店街」が広がります。多くの飲食店やカフェ、カラオケなど大小さまざまなお店が軒を連ねます。博物館や吉本の劇場もあるため、遠方からも人が集まります。

▲東京以北最大のターミナル駅と言われ、1日の乗降客数は、令和4年度で約45万人と言われる。

▲様々な通りやアーケード商店街なども交差し、いつも様々な人が賑わう。

＜自然＞

・水田風景

さいたま新都心駅から少し離れると、緑豊かな風景が広がります。田園風景から新都心のビル群への見晴らしがとてもよく、落ち着いた雰囲気も魅力のひとつです。

▲さいたま新都心駅前の高層ビルがよく見える。

・合併記念見沼公園

さいたま市の誕生を記念して2006年に開設されました。広場と池、湿地を復元したビオトープがあります。見沼の植物や鳥を間近で感じることができる公園です。

▲公園内ではサッカーを楽しむ人、公園内を散歩、ジョギングする人も多い。

・大宮公園

大宮駅から徒歩15分。武蔵一宮氷川神社境内地の一部を官営化し、明治18年に開設された県営公園です。日本さくら100選にも選ばれていて、小さな遊園地などがあります。

▲敷地内にNACK5スタジアム大宮、大宮公園野球場もある。

＜文化施設＞

・さいたまスーパーアリーナ

さいたま新都心駅西口徒歩すぐにある世界最大級の稼働システムを誇る多目的アリーナ。音楽・スポーツ・産業・文化などのイベントが開催されます。

▲イベントがある日は周辺、電車が混雑するのはデメリット。収容人数は、37,000人。

・彩の国さいたま芸術劇場
舞台芸術専門の劇場。演劇、ダンス、音楽をはじめ、世界トップクラスの多彩な公演やイベントが楽しめる劇場。

▲シェイクスピア演劇からクラシック音楽のコンサートまで。

・さいたま市大宮盆栽美術館

大宮公園からほど近くの一帯は盆栽村として、技術者や愛好家が移住し集まっている集落があり、美術館もあります。現在では日本の文化としてBONSAIという国際語が定着し、5月3日～5日に開催される大盆栽祭りでは、国内外から人が集まる人気のお祭りとなっています。

▲土呂駅から徒歩10分程で行ける美術館。周辺に、盆栽を売る盆栽レストランや、開放している盆栽園がある

・鉄道博物館

JR大宮駅の隣、鉄道博物館駅から直結にあります。子どもや鉄道好きでなくても、新旧の車両の展示や、疑似運転体験など体験型も多く一日楽しめる。

▲大宮は「鉄道のまち」と呼ばれ、大宮駅から鉄道博物館駅までの散歩道には、車両紹介のパネルの展示や、蒸気機関車の展示もある。鉄道にまつわるスポットが多い。

＜神社仏閣＞

・武蔵一宮　氷川神社

2,000年以上の歴史を持つとされ、「大いなる宮居」として大宮の地名の由来にもなっている氷川神社の総本社。大宮駅から徒歩15分。

▲氷川神社の氷川参道は約2キロと日本で最も長く、約650本の高木が植えられている

・天満神社

氷川神社参道沿いにある神社。学問の神社のひとつで受験生に人気のある神社です。

▲氷川神社参道沿いは、新しいマンションが建ち、カフェや飲食店もちらほら。散歩する人が多い。

・見沼弁財天宗像神社

畑の中にある小さな神社。創建年代は不詳ながら、以前見沼は広大な湿地であったことから、水を祀る神として弁財天が建てられたのではと言われている。

▲見沼を囲むように弁財天が配されている。

＜病院＞

エリア周辺にある総合病院・大病院は、以下のようになります。

・日本赤十字社さいたま赤十字病院（さいたま新都心駅徒歩4分）

・埼玉県立小児医療センター（さいたま新都心駅徒歩約5分）

・埼玉メディカルセンター（北浦和駅から徒歩3分）

・自治医科大学付属さいたま医療センター（大宮駅からバス10分）

この他、クリニックが多数ありますので、詳しくは個別にお問い合わせください。

＜行政サービス＞

・大宮駅支所（大宮駅前ルミネ2、1階）

・与野駅市民の窓口（与野駅前徒歩2分）

市内に16か所の支所、９か所に市民の窓口を設置しています。

また、行政手続きに関して一部インターネットでもできます。

https://ashita.biglobe.co.jp/entry/2023/04/11/110000

・警察署

与野駅、さいたま新都心駅は、住宅街が落ち着いており、犯罪もほぼ発生しない治安のよいエリアです。ただ、大宮は埼玉でもっとも治安がよくないと言われ、女性の一人暮らしの際には、安心できるエリアか確認しておくことが重要です。地域住民でパトロールをしているところなど、お子さんがいる人、単身住まいで心配な人は、犯罪件数の少ない場所を確認し、自衛した方がよいといえます。

「与野・さいたま新都心・大宮」エリアは、都心や地方への交通利便性がよいことから、ベットタウンとして多くのファミリー世帯が移り住んでいます。

都内に比べ安価であること、リモートワーク普及により家で過ごす時間が増えたことで、住環境にこだわるファミリー世帯に今後も人気が続くのではないでしょうか。マンション開発が今も進む需要の高いエリアの一つです。

【著者：ワイズアカデミー（株）】